暖冬や地球温暖化など、近年の気候変動は深刻な状況になっています。地球全体の海水温が異常に高くなっており、地球沸騰化というワードも出ているそうです。
この記事では、地球温暖化の現状や気候変動が及ぼす影響、持続可能な投資について、ご紹介していきます。
地球温暖化の現状
観測史上、2023年は一番暑い年だったと言われています。平均気温は過去の記録を上回り、前年比の上昇幅は過去最大になったとのこと。世界がこれほど暑くなったのは10万年ぶりという、科学者の見解も出ているようです。
記録的な暑さの主な原因としては、化石燃料を燃やすことで大気中に排出される温室効果ガスが挙げられます。温室効果ガスによる気温上昇とともに海水は熱を吸収し、太平洋の海面水温が高くなる「エルニーニョ現象」にも影響を与えます。
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気温や海面水温の上昇から、2024年は2023年よりも暑くなると予想されています。
参考:BUSINESS INSIDER
また、南極の氷が溶けることで、氷から汚染物質が放出される懸念も。海や河川、大気中へ出ていった有害な微粒子はオゾン層を破壊し、気候変動を引き起こすと言われています。
過去最大の暑さにより、世界各地で凍土が溶けはじめています。地球環境の悪化は、まさに深刻な状況です。
参考:WIRED
気候変動が社会に及ぼす影響
気候変動は、様々な分野に影響を及ぼすと考えられています。
・自然災害による損失
・原材料の品質低下
・労働環境の悪化
・維持管理コストの増加 など
社会や経済、企業の存続に大きく関わってくる場合があります。
最近では脱炭素化への動きが活発になっており、市場や顧客のニーズに変化も。化石燃料から再生可能エネルギーへの転換、サステナブルな商品や活動など、脱炭素に向けての取り組みが必要になってきていると思います。
参考:全国銀行協会
気候変動への対策
気候変動の対策として、世界では様々な取り組みが行われています。代表的なものに「パリ協定」という、世界共通の長期目標が2015年に掲げられました。
「世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2度よりも十分低く保ち、1.5度に抑える努力を追求する」
パリ協定を受けて、先進国を中心にカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量と吸収量の差し引きをゼロにすること)の実現を表明しています。
2023年に開催されたCOP28(国連の気候変動対策会議)では、2030年までに再生可能エネルギーの発電量を世界全体で3倍にするなどの目標が掲げられました。
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パリ協定の目標達成には、温室効果ガスの排出量削減が必要不可欠であり、脱炭素に対する動きはますます活性化していくことが考えられます。
参考:IDEAS FOR GOOD
持続可能な投資がもたらす社会貢献
持続可能な社会と経済に貢献し、長期的な投資の機会として、日本や世界の投資家に関心を持たれているのが、ESG投資です。
ESG投資とは、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)に配慮して行われる投資のこと。
企業の利益を追求するだけではなく、この3つの指標を満たす会社やプロジェクト等に投資することで、より良い社会をつくっていくという考え方です。
持続可能な社会の実現のために、世界中の人々が協力することがとても大切です。投資家、企業、経済など、あらゆるものは繋がっています。それぞれが手を取り合い、持続可能や環境配慮という視点でこれからの選択ができたら、より良い社会になっていくのではないでしょうか。
まとめ
記録的な暑さの主な原因として、化石燃料を燃やすことで大気中に排出される温室効果ガスが挙げられます。気温や海面水温の上昇から、2024年は2023年よりも暑くなるとの予想です。
気候変動は様々な分野に影響を及ぼすと考えられており、社会や経済、企業の存続に大きく関わってくる場合もあります。気候変動の対策として、世界では様々な取り組みが行われています。
代表的なものに「パリ協定」という世界共通の長期目標が掲げられ、先進国を中心にカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量と吸収量の差し引きをゼロにすること)の実現を表明。パリ協定の目標達成には、温室効果ガスの排出量削減が必要であり、脱炭素に対する動きはますます活発になると思います。
持続可能な社会と経済に貢献し、長期的な投資の機会として、日本や世界の投資家に関心を持たれているのが、ESG投資です。持続可能や環境配慮という視点で、これからの投資を選んでいきませんか?
▼再生可能エネルギーのESG投資プラットフォーム「エナジーシェアーズ」
https://energyshares.jp/