環境変動や気候変動に関するニュースを見かけることが増え、サステナブルや持続可能という言葉を、よく耳にする人もいるのではないでしょうか。経営や投資においてもESGという考え方が重視されるようになってきました。
この記事では、クラウドファンディングとESG投資についてご紹介していきます!

クラウドファンディングとは、法人や個人がインターネットを通して目的達成のために資金提供を呼びかけ、賛同した人たちから資金を調達する方法です。
資金調達だけではなく、投資や資産運用の方法としても活用されています。

クラウドファンディングの分類の仕方はいろいろありますが、当社として以下の分類になります。

受け取るリターンの種類によって、投資型(金銭リターン)非投資型の寄付型(リターンなし)購入型(物品・サービスがリターン)の大きく3つに分類。

クラウドファンディングの分類
・投資型
・寄付型(非投資型)
・購入型(非投資型)

さらに投資型は、株式投資型と組合出資型に分かれます。

投資型
・株式投資型
・組合出資型

そして、組合出資型は更に以下の3つに分類されます。

組合出資型
・ファンド型(事業型)
・貸付型
・不動産特定共同事業型

投資型クラウドファンディングは4種類

今回は、投資型クラウドファンディングについて説明していきます。

株式投資型
株式投資型は、未上場企業の株に投資ができ、リターンとして企業の株を受け取ることができます
※投資家が投資できる額は、同一の会社につき1年間に50万円以下です。

参考:日本証券業協会

ファンド型(事業型)
ファンド型(事業型)は、ファンドを通じて事業やプロジェクトに投資を行います。投資家は事業やプロジェクトのリスクを負担しますが、そこからのリターンを享受します。

貸付型
貸付型は、融資を必要としている人に融資するもの。投資家が事業者と契約を交わして出資し、お金を受け取った事業者が、お金を借りたい企業や個人に貸し付ける仕組みです。

不動産共同特定事業型
不動産共同特定事業型は、事業者が集まった資金で物件を購入し、得た利益を投資家に分配します。

投資型クラウドファンディングのメリット・デメリット

投資型クラウドファンディングのメリットとデメリットも、それぞれご紹介します。

株式投資型
・メリット
未上場の企業を応援でき、株式上場すると大きなリターンを受け取れる可能性があります。
・デメリット
未上場の企業は体力が少なく流動性も低いので、リスクが高くなります。

ファンド型(事業型)
・メリット
投資した事業者が売上を伸ばすほど、それに見合った分配金が得られるので、大きなリターンも見込めます。
・デメリット
事業がうまくいかなかった場合は、投資元本が棄損したり、配当金が減少したり、資金の返済が遅れたりする場合があります。

貸付型
・メリット
貸し付けた金額や期間で利子を受け取ることができ、定期的に収入が得られます。
・デメリット
貸し付けた先の経営状況が悪くなると、資金が戻ってこなくなる可能性もあります。

不動産特定共同事業型
・メリット
少額から始めることができ、物件を管理する手間がなく、管理コスト等は必要ありません。
・デメリット
不動産を所有していないため、税金の控除は受けられず、得た収入分の税金は納めることになります。不動産事業がうまくいかなかった場合は、投資元本が棄損したり、配当金が減少したり、資金の返済が遅れたりする場合があります。

クラウドファンディングとESG投資

クラウドファンディングでの様々な投資をご紹介してきましたが、社会問題の解決を目的とする「ESG投資」が近年注目されています

ESG投資とは?

環境(Environment)社会(Social)企業統治(Governance)に配慮して行われる投資のこと
企業の利益を追求するだけではなく、この3つの指標を満たす会社やプロジェクト等に投資することで、より良い社会をつくっていくという考え方です。

クラウドファンディングの中には、調達した資金で社会問題の解決に努めるプロジェクトもあります。投資対象は、様々な社会課題を抱える保育施設や太陽光発電などがあり、再生可能エネルギー関連のプロジェクトが多くなっています

クラウドファンディングを通じたESG投資は、社会貢献に繋がる投資でもあることから、投資家の関心を集めています。

まとめ

クラウドファンディングは数多くの種類があり、クラウトファンディングを通じて様々な投資対象に投資できます。
その中でもESG投資は、持続可能な未来への投資として今後ますます注目され、クラウドファンディングでも案件が増えていくことでしょう。

クラウドファンディングを通じたESG投資で、社会問題の解決に関わっていきませんか?

▼再生可能エネルギープロジェクトを投資対象とするESG投資プラットフォーム
https://energyshares.jp/

これからの未来を支えるESG投資で、私たちの明日を創りましょう!