気候変動や地球温暖化への対策として、脱炭素がキーワードになっている昨今。世界の至るところで、持続可能な未来都市の構想が続々と発表されています。
この記事では、未来の都市づくりと世界のエコシティ事例、今後の投資動向について、ご紹介していきます。

都市化は日本だけでなく世界中で進んでおり、世界人口の約3分の2が都市に居住すると予測されています。都市の面積は世界の陸地の2%ほどですが、エネルギー消費量は60〜80%炭素排出量は約75%になるとのこと。

地球環境を守り持続可能な都市を実現するために、様々な機関でスマートシティやエコシティなどの環境に配慮した都市づくりがされています。

スマートシティ:デジタル技術を活用して、インフラや施設の運営等を最適化し、企業や人々の利便性向上を目指す都市。質の高い生活とコスト削減にあわせて、地球環境への負担を軽減できます。

エコシティ:環境問題に配慮し、人間と自然が共生することを目指す都市づくり。
参考:JICA 国際協力機構

世界各地のエコシティ事例

世界の様々な場所で行われている、エコシティの事例をご紹介します。

アメリカの100%太陽光発電の町「バブコック・ランチ」

アメリカ・フロリダ州にある、100%太陽光発電で電力供給する町。ハリケーンが襲来しても停電することなく、最小限の被害で済んだそうです。環境負荷を抑えながら自然災害にも耐えられる町づくりとして、注目されています。

※2015年に建設を開始し、数年かけて完成
考:ELEMINIST

サウジアラビアの未来都市「THE LINE」

サウジアラビアの未来都市プロジェクト「NEOM」の一部として、直線型高層都市「THE LINE」が発表されました。全長170km、高さ500mの都市は、100%再生可能エネルギーで稼働するという新しい都市構想です。

※建設着工中で、2030年頃の完成予定
参考:TABI LABO

シンガポールの観光施設「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」

シンガポール・ベイエリアの広大な敷地にある、近未来型の美しい植物園。見どころの1つであるツリーの上部には、太陽光発電パネルが設置されています。発電されたエネルギーは、夜間の照明や冷房等の電気供給源として使われているそうです。

※2012年にオープン
参考:JTB

エコシティ構想がもたらす、持続可能な社会

持続可能=サステナブルな社会とは、地球環境を壊さず、資源を使いすぎず、美しい地球で平和に豊かに、ずっと暮らしていける社会のことです。

未来に生きる人々のために、スマートシティやエコシティへの取り組みは、とても大切になってきます。こうした未来都市の構想は、世界全体に大きな影響を与えるでしょう。

再生可能エネルギー等を活用した新たな都市計画など、今後の開発プロジェクトには自然との共生が注力され、重要視されるようになると思います。

化石燃料に依存する従来のシステムから脱却し、持続可能な社会に必要な再生可能エネルギーへの転換が、より一層加速していくことが予想されます。

未来を見据えた、これからの投資

持続可能な社会づくりとの親和性や、社会が抱える課題解決の機会として、世界で注目を集めているのが、ESG投資です。

ESG投資とは、環境(Environment)社会(Social)企業統治(Governance)に配慮して行われる投資のこと。

企業の利益を追求するだけではなく、この3つの指標を満たす会社やプロジェクト等に投資することで、より良い社会をつくっていくという考え方です。

ESG投資において考慮されるものは、これからの社会に必要な要素や共通点もあり、私たちの未来に大きく貢献することになります。

トレンドからスタンダードになりつつあるESG投資で、持続可能な未来をつくっていきましょう!

まとめ

地球環境を守り持続可能な都市を実現するために、様々な機関でスマートシティやエコシティなどの環境に配慮した都市づくりがされています。

未来に生きる人々のために、世界の様々な場所で行われている取り組みは、とても大切なことだと思います。こうした未来都市の構想は、世界全体に大きな影響を与えるでしょう。

化石燃料に依存する従来のシステムから脱却し、持続可能な社会に必要な再生可能エネルギーへの転換が、より一層加速していくことが予想されます。

持続可能な社会づくりとの親和性や、社会が抱える課題解決の機会として、世界で注目を集めているのが、ESG投資です。これからの社会に必要な要素や共通点もあり、私たちの未来に大きく貢献することになります。

持続可能な未来をつくるESG投資を通して、より良い社会を一緒に目指しましょう!

▼再生可能エネルギーのESG投資プラットフォーム「エナジーシェアーズ」
https://energyshares.jp/