2023年は観測史上で最も暑かったそうですが、2024年はさらに暑くなると予想されています。気候変動に関係してくるエルニーニョ現象とラニーニャ現象、その違いや特徴はご存知でしょうか?
この記事では、改めて知っておきたいエルニーニョ現象とラニーニャ現象のことや、気候変動による経済への影響、新たな投資について、ご紹介していきます!

エルニーニョ現象とは、冷水海域である南米ペルー沖に赤道方面から暖かい海水が流れ込み、海面水温が通常より高い状態が1年ほど続くことです。

その反対にラニーニャ現象は、同じ海域で海面水温が通常より低い状態が続くことです。

それぞれ数年おきに発生し、日本を含め世界中の異常気象の要因だと考えられています。

エルニーニョ現象が起こると、日本付近では夏に気温が低く、日照時間が少ない傾向になります。西日本の日本海側では降水量が多くなり、冬は気温が高くなる傾向です。
(冷夏と暖冬)

逆にラニーニャ現象が起こると、日本付近では夏に気温が高い傾向になります。そして、冬は気温が低くなる傾向です。
(暑夏と寒冬)

参考:お天気.com

海面水温の上昇とエルニーニョ現象については、下記の記事も参考になると思うので、記載させていただきます。

参考:JAXA「気候変動 2023」

気候変動と経済への影響

2050年頃には世界の平均気温が3度も上がると予測されており、気温上昇によって私たちの暮らしや社会活動に大きな影響が考えられます。

世界中でカーボンニュートラルの実現に向けた動きが活発であることから、産業構造や社会経済に変革が起こるかもしれません。
※カーボンニュートラル:温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること。

グローバル企業や大企業では、投資家や消費者等の行動変化などを踏まえ、事業活動の脱炭素化への取り組みを進めています。

気候変動による影響は、自然災害・農業・生態系・健康・産業や経済活動など、多岐に渡ります。「気候変動」ではなく、「気候危機」とも言われているそうです。

私たち一人ひとりが主体的に、できることから取り組んでいく必要があります。

参考:全国銀行協会環境省

気候変動に伴う、新たな投資

気候変動による環境問題への関心から、世界で注目を集めて広がっているのが、ESG投資です。

ESG投資とは、環境(Environment)社会(Social)企業統治(Governance)に配慮して行われる投資のこと。

企業の利益を追求するだけではなく、この3つの指標を満たす会社やプロジェクト等に投資することで、より良い社会をつくっていくという考え方です。

ESG投資のメリットは、長期的で持続的なリターンが見込めることです。また、投資を通じて持続可能な社会に貢献できることもあります。

デメリットとしては、短期的な投資に向かないことです。ESGに力を入れている企業は、長期的な視点での事業や経営をしていることが考えられます。

まとめ

気候変動で2050年頃には世界の平均気温が3度も上がると予測されており、私たちの暮らしや社会活動に大きな影響があるでしょう。

環境問題への関心から世界で広がっているのが、ESG投資です。投資を通じて持続可能な社会に貢献できることが、投資家の注目を集めています。

私たちが安心して暮らせる脱炭素社会の実現に向けて、できることから取り組んでいきましょう!

▼再生可能エネルギーのESG投資プラットフォーム「エナジーシェアーズ」
https://energyshares.jp/