次世代エネルギーとして、水素が注目されています。燃料電池自動車(FCV:Fuel Cell Vehicle)の登場や電気自動車(EV)の変化もあり、エネルギー市場や自動車産業の今後が気になるところです。この記事では、水素エネルギーや燃料電池自動車(FCV)と電気自動車(EV)の動向、地球にやさしい選択について、ご紹介していきます。

水素エネルギーとは

水素エネルギーは、使用する際に二酸化炭素を排出しない、クリーンなエネルギーです。様々な資源(水、化石燃料、下水汚泥、廃プラスチックなど)からつくることができ、地球にやさしいエネルギーとして注目を集めています。

国内にある資源を水素の材料に活用することで、エネルギー自給率の向上やエネルギーコストの削減といった、エネルギー問題の解決が期待されています。

参考:経済産業省 資源エネルギー庁

燃料電池自動車(FCV)の登場

燃料電池自動車(FCV)は、水素と酸素の化学反応で発電したエネルギーでモーターを回して走る自動車です。燃料となる水素は、水素ステーションで補給します。

燃料電池自動車(FCV)のエコなところ
・二酸化炭素の排出ゼロ
・1回の補給で長距離走行ができる

参考:佐賀県

日本の燃料電池自動車(FCV)として代表的なのがトヨタ MIRAIで、2020年12月に新型が販売開始されました。脱炭素社会を目指していくために「究極のエコカー」として、関心が寄せられています。

電気自動車(EV)市場の現状

電気自動車(EV)は世界的に普及してきていますが、ヨーロッパの電気自動車(EV)普及が停滞するという見方もあるようです。補助金の給付や税制優遇のカット充電ポイントの不足などが要因として考えられています。

電気自動車(EV)の普及は各国の政策に左右される傾向があり、今後の見通しは不透明です。日本での普及もあまり進んでいないようですが、これからの動向に着目していきたいと思います。

参考:BUSINESS INSIDER

水素 vs 電気

燃料電池自動車(FCV)と電気自動車(EV)の特徴を、それぞれ説明していきます。

燃料電池自動車(FCV)
・水素と酸素の化学反応で発電したエネルギーでモーターを回して走る
・航続距離:650〜850km
・充電時間:約3分
・燃料費 :ガソリン車と同じくらい

電気自動車(EV)
・蓄電池に電気を蓄え、その電力でモーターを回して走る
・航続距離:〜400km
・充電時間:急速充電で約30分
・燃料費 :ガソリン車より安い

どちらにも共通しているのは、走行時の二酸化炭素排出ゼロです。

電気自動車(EV)の方が燃料費は抑えられますが、燃料電池自動車(FCV)は航続距離が長く充電時間が短いのがメリットと言えると思います。

参考:佐賀県

近年のエネルギー市場や自動車産業の変化は、とても目まぐるしいです。再生可能エネルギーへの転換も進められており、「地球にやさしい」という点は大事なポイントになってくるのではないでしょうか。

地球にやさしい選択

環境問題や気候変動が深刻化していることから、投資においても地球にやさしい選択を重視する傾向が出てきています。持続可能な経済活動や社会づくりに貢献できる投資として、ESG投資がトレンドの一つになっています。

ESG投資とは、環境(Environment)社会(Social)企業統治(Governance)に配慮して行われる投資のこと。

企業の利益を追求するだけではなく、この3つの指標を満たす会社やプロジェクト等に投資することで、より良い社会をつくっていくという考え方です。

燃料電池自動車(FCV)や電気自動車(EV)の普及、再生可能エネルギーへの転換とあわせて、こうした投資のニーズも上がっていくことが予想されます。

まとめ

水素エネルギーは、使用する際に二酸化炭素を排出しない、クリーンなエネルギーです。国内にある資源を水素の材料に活用することで、エネルギー自給率の向上やエネルギーコストの削減といった、エネルギー問題の解決が期待されています。

脱炭素社会を目指していくための究極のエコカーとして、燃料電池自動車(FCV)に関心が寄せられています。世界的に普及してきている電気自動車(EV)は、ヨーロッパでの普及が停滞するという見方もあるようです。

燃料電池自動車(FCV)と電気自動車(EV)の両方に共通しているのは、走行時の二酸化炭素排出ゼロです。再生可能エネルギーへの転換も進められており、「地球にやさしい」という点は大事なポイントになってくるのではないでしょうか。

持続可能な経済活動や社会づくりに貢献できる投資として、ESG投資がトレンドの一つになっています。投資においても、地球にやさしい選択をしていきましょう!

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