はじめに

近年では投資の重要性が議論されており、投資先について調べている方もいるのではないでしょうか。

株式投資や投資信託などがある中で、ソーシャルレンディングに興味を持つ方が増えています。

そこで、この記事ではソーシャルレンディングとはどのような仕組みなのか、メリットには何があるのかなどを解説します。

またソーシャルレンディングの始め方や選ぶ際のポイントについても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ソーシャルレンディングとは

ソーシャルレンディングとは、資金を必要としている企業が、不特定多数の投資家から資金を調達する仕組みのことです。

別名で「融資型クラウドファンディング」という呼ばれ方もします。

事業資金を投資・融資してもらいたい企業と、投資したリターンを受け取って資金を増やしたい投資家の利益が合致したサービスといえるでしょう。

ソーシャルレンディングのメリット

このソーシャルレンディングを利用するメリットを4つ紹介します。

 メリット1.比較的に利回りが高い

ソーシャルレンディングの利回りは他の投資と比べて利回りが高い傾向にあります。現在の日本の金利はとても低く、銀行の普通預金では0.001%に設定されていることも珍しくありません。

一方でソーシャルレンディングの予定分配率はおよそ4%といわれており、高リターンが期待できます。

 メリット2.値動きを気にしないで済む

ソーシャルレンディングは株式投資のように価格変動がありません。一度投資をしてしまえば特にすることがなく、ほったらかし投資ができます。

 メリット3.少額投資ができる

組成されたファンドにもよりますが、一口1万円から投資することができます。いきなり多額の金額から始めずに少額から投資を試したい方でも始めやすい点が魅力的です。

ソーシャルレンディングのデメリット

一方でソーシャルレンディングにもデメリットがあります。

 デメリット1.貸倒れのリスクがある

融資を受けた企業の資金繰りが上手くいかなかったり、返済能力が低下したりすると、貸倒れを起こす可能性があります。貸倒れとは融資を受けた企業が返済できない状態になることです。

貸倒れを起こすと最悪シナリオの場合、投資家は投資元本の全額を失ってしまうことも考えられます。

 デメリット2.人気のファンドはすぐ売り切れる

ソーシャルレンディングの応募方法には先着方式と抽選方式があります。先着方式は投資の申し込みをした順番から受付されるため、あっという間に満額達成することも珍しくありません。

 デメリット3.自己都合での解約ができない

ソーシャルレンディングは運用が始まると、途中解約ができません。満期になるまで資金が拘束されてしまい、他のファンドに投資することや、現金化することも不可能です。

ソーシャルレンディングがおすすめな人

これらのメリット・デメリットを踏まえた上で、ソーシャルレンディングがおすすめな人を紹介します。

 おすすめ1 ビジネスパーソン

ソーシャルレンディングは一度投資をすれば、値動きを気にするということもなく、分配・償還のタイミングまで特に投資家で実施することがありません。

普段は仕事で忙しく、投資に時間をかけられないビジネスパーソンにおすすめの投資法といえます。

 おすすめ2 主婦

家事や子育てなどに追われる主婦も忙しいでしょう。ソーシャルレンディングであれば隙間時間で手間をかけずに投資ができます。

 おすすめ3 経営者

多額の資金を保有している経営者は、ソーシャルレンディング投資に有利です。投資資金が大きければ大きいほど、リターンの絶対額を望むことができます。

5.ソーシャルレンディングを始める準備

ソーシャルレンディングを始めるには以下の2ステップです。

ステップ1.口座開設をする

投資をしたいソーシャルレンディングサービスの公式ホームページにアクセスします。画面の表示に従って入力してください。身分確認のために、運転免許証や健康保険証、サービスによってはマイナンバーカードが必要になります。

ステップ2.投資申込申請を行う


投資したいファンドに申し込みを行います。募集期間中に投資申請を行いますが、投資方法はソーシャルレンディングサービスやファンドによって異なるので、事前に確認してください。

ソーシャルレンディングを選ぶ際のポイント

最後に気になった方はソーシャルレンディングを選ぶ際に、下記のチェックしておくべきポイントをぜひご参考ください。

 ポイント1 利回りで選ぶ

予定分配率の高さは資産の増え方に直結します。予定分配率が高ければ資産も増えますが、その分リスクも高くなるので、注意が必要です。

リスクとリターンを比較して、自分に合った予定分配率のファンドを選んでください。

 ポイント2 投資期間で選ぶ

投資期間が長いほど、予定分配率に近いリターンが期待できます。しかし、投資中は解約ができなかったり、市況の変化の影響を受けやすかったりと、リスク面も考えなくてはいけません。

早く投資元本を回収したいのなら3カ月、長期的な市況変動も許容できるのであれば1年くらいの運用期間のファンドがおすすめです。

 ポイント3 償還実績が多いサービスを選ぶ

償還実績とは投資したファンドが無事に運用を終了し、投資家に元本が戻ったことを示す成績のことです。つまり、償還実績が多いということは、それだけ信頼できるサービスだと判断できます。

 ポイント4 ファンド一覧の商品数で選ぶ

せっかく投資をしようと考えているのに、応募できる商品がなければ機会損失につながります。ファンド一覧を見て、商品数が多いソーシャルレンディングサービスを選んでください。

まとめ

ソーシャルレンディングとは、資金が必要な企業と融資により収益を得たい投資家の双方の希望をマッチングさせるサービスです。

ソーシャルレンディングは融資を基本としますが、投資を基本とする投資型クラウドファンディングといったサービスもあります。

弊社エナジーシェアーズは、この投資型クラウドファンディングのサービスを提供しておりますので、ぜひこちらをご参考ください。

銀行の普通預金よりも高いリターンを得られる点が魅力的なものの、貸倒れによる元本毀損リスクにも留意しないといけません。

自身の資金や性格などを考慮した上で、ソーシャルレンディングサービスを快適に利用するためにも本記事を参考にしてください!