はじめに

発展途上国を中心に食糧不足が問題視される一方で、先進国ではフードロスが問題視されています。この解決策として、世界的に注目されている「フードテック」というテクノロジーが存在します。


日本でも高い注目を集めているこのフードテックをSDGsとの関係性を含めて解説したいと思います。

フードテックとは

フードテック(Foodtech)とは、食(Food)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語です。テクノロジーを活用し、食の可能性を広げる技術及び産業を指します。


フードテックは農業・流通・外食産業・食品開発など、幅広い食分野に関連した概念です。新たな成長産業として雇用の拡大などの経済効果も期待されています。

フードテックとSDGs

フードテックはSDGsにも関連しています。
SDGsとは、貧困、不平等・格差、気候変動による影響など、世界のさまざまな問題を根本的に解決し、すべての人たちにとってより良い世界をつくるために設定された、世界共通の17の目標です。


SDGsが掲げる目標の1つである「フードロス対策」にフードテックの活用が期待されています。

フードテックの市場規模

農林水産省は、2050年に279兆円の市場規模になると試算しています。2020年の市場規模24兆円と比べると、30年で10倍を超える成長が見込まれています。


リンク: https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/r1/r1_h/trend/part1/chap2/c2_7_00.html

フードテックの具体例

フードテックの概要を解説しましたが、実際にどのようなフードテックが導入されたのでしょうか。


代替肉の開発
代替肉とは、従来の家畜肉の代替として作られた食品を指します。代替肉は世界人口の増加や畜産に伴う環境負荷、動物倫理などの解決策として注目されています。主に現在流通しているものは大豆などの植物性由来のものですが、人工培養肉の研究もおこなわれているようです。


・ミドリムシ
バイオ燃料としても注目が集まっているミドリムシ、その栄養価の高さから食材としても期待が持たれています。

ミドリムシに抵抗があり敬遠している人でも口にしやすい味や見た目にこだわり、さまざまな工夫を凝らし開発されているようです。


・モバイルオーダーの普及
自宅に居ながら注文から決済までを終わらせ、商品の受け取りまでできるモバイルオーダー。これもITテクノロジーを活用したフードテックといえます。

まとめ

フードテックは食の問題解決・発展において注目されていますが、その市場規模も世界中から注目される要因となっています。食は人の生活に欠かすことのできないものという点からも、投資先の1つとしてチェックしていきたいものです。また、エナジーシェアーズでは、環境に貢献するクリーンな投資を実
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