環境問題

パリ協定を離脱!?矛盾するイーロン・マスク氏の環境意識

イーロン・マスク氏(以下:マスク氏)は、テスラやスペースXを通じて環境問題への取り組みを推進してきました。しかし、彼の公的な行動や発言には一貫性が見られず、環境意識に対する疑問も出てきています。特に、次期アメリカ政府によるパリ協定離脱の示唆に関連した今後の対応や、企業活動における環境規制の違反などが気になるところです。この記事では、マスク氏の取り組みや相反する動きについて、紹介していきます。 アメリカ政府とマスク氏 2017年、ドナルド・トランプ氏(以下:トランプ氏)は地球温暖化対策の国際的な枠組みであるパリ協定からの離脱を表明しました。これに対して、マスク氏はトランプ政権の助言委員会のメンバーを辞任。「気候変動は現実であり、

大谷翔平選手も注目する!?ドジャースの環境への取り組み

メジャーリーグで大活躍を続ける、大谷翔平選手。今年は特に驚異的な活躍で、2年連続3度目のMVPを受賞し、その他でも受賞ラッシュとなりました。そんな大谷翔平選手も企業と組んで環境保全活動を推進していますが、彼が所属するロサンゼルス・ドジャースでは、環境への取り組みも活発に行われていることをご存知でしょうか。この記事では、環境問題に対する球団の具体的な取り組みやメジャーリーグ全体の環境対策、環境問題への対応が企業に与える影響について、ご紹介していきます。 環境問題に対する球団の具体的な取り組み ロサンゼルス・ドジャースには財団があり、この財団を通じて非営利団体などと連携し、カリフォルニア州の野球場に太陽光発電設備と電気自動車の充電ステーションを設置しています。 この取り組みは、地域社会に持続可能なエネルギーを提供する目的で行われました。設置した効果として、今後25年間で100万ドル以上の電力コスト削減が見込まれているそうです。 また、地域の雇用促進にも貢献し、地域住民が太陽光発電システムの設置に必要なスキルを学ぶ機会をつくり、

アメリカ新大統領にトランプ氏!再生可能エネルギーへの影響は?

11月5日に行われた、アメリカ大統領選挙。接戦になると思われましたが、蓋を開けてみると、激戦州をすべて制したトランプ氏の勝利という結果になりました。トランプ氏の今後の動向が気になるところですが、再生可能エネルギーを含めたエネルギー政策はどうなるのでしょうか? この記事では、トランプ氏のエネルギー政策の特徴や再生可能エネルギーへの影響などについて、ご紹介していきます。 トランプ氏のエネルギー政策の特徴 トランプ氏のエネルギー政策は、化石燃料を増やす方向になると予想されており、バイデン政権がこれまで進めてきた脱炭素政策を大幅に変えていくかもしれません。 具体的には、温室効果ガス削減を推進する「パリ協定」から再離脱する可能性が高く、国際的な気候変動対策から距離を置く動きが示唆されます。 過去に離脱した際は、「パリ協定」がアメリカの経済成長や雇用に悪影響を及ぼすと主張しており、化石燃料産業の保護をしています。 また、石油や石炭、

【地球温暖化対策】再生可能エネルギーの重要性と投資チャンス

過去最高を記録する猛暑と、頻発するゲリラ豪雨などの異常気象。地球環境の変化や温暖化の兆候を肌で感じる人も増えているのではないでしょうか。この記事では、地球温暖化の現状と再生可能エネルギーの重要性、再生可能エネルギーへの投資について、ご紹介していきます。 地球温暖化の現状 地球の二酸化炭素濃度は年々上昇しており、世界の平均気温(2011〜2020年)は産業革命期と比べて1.09℃高くなったそうで、二酸化炭素濃度と気温は密接に関わっています。 平均気温が1.5℃上がると、 ・世界の人口13.8%が、5年に1回は深刻な熱波にさらされる ・100年に1度の可能性で、夏の北極海の海氷が消失する

【知っておきたい言葉】ごみを出さない、ゼロ・ウェイストとは?

「ゼロ・ウェイスト」という言葉を知っていますか?ごみをごみで無くすという、近年注目されている取り組みで、ごみのない社会を目指して様々な活動が行われています。この記事では、ゼロ・ウェイストと私たちの未来への投資について、ご紹介していきます。 「ゼロ・ウェイスト」とは ゼロ・ウェイストとは、無駄や浪費をなくして、ごみを出さないこと。人の意識や社会の仕組みを変えることで、ごみをごみで無くすことができるそうです。 徳島県上勝町では、2020年までに上勝町のごみをゼロにする=埋め立てや焼却処分をしないことを目指し、2003年に日本の自治体で初めて「ゼロ・ウェイスト宣言」

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